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不動産査定は無料で依頼できる?査定のサービスや無料査定を受ける際のポイントを解説

2024.03.04

不動産査定は無料で依頼することができます。また、査定を依頼したからといって、必ず売却しなければいけないわけでもありません。

連絡先を教えず気軽に査定価格を調べたい場合や、複数の不動産会社を調べて比較したい場合には、匿名査定や一括査定などのサービスの活用もおすすめです。

今回は、無料で依頼できる不動産査定の概要のほか、無料で査定を受ける際のポイントをご紹介します。所有する不動産の価値を知りたい人や、売却を検討している人は参考にしてください。

不動産査定は無料で依頼できる

不動産査定は一般的に、売却目的ならば無料で依頼できます。実際には、売却前提で話を進めつつ査定の結果を踏まえて、売却依頼までしないことも可能です。

ただし、査定依頼の目的によっては、有料となる不動産鑑定士に依頼しなければならない場合もあります。

売却目的の場合は無料で依頼できる

不動産査定は、売却目的であれば、無料で依頼できるのが一般的です。

不動産会社にとって、査定サービスは見込み顧客(売主)と接点ができる貴重な機会です。加えて、売却依頼に先立ち、自社のサービス品質や信頼性を確かめてもらう機会でもあります。査定依頼先にとっては、無料でも引き受けるメリットは十分あるのです。

売却目的なら無料と説明しましたが、査定を受けたからといって、必ず売却しなければならないということはありません。算出された価格を見たあとにどのような判断をするかは自由であり、必ずしも仲介の依頼に進む必要はありません

不動産査定の目的によっては有料になることもある

不動産査定を国家資格を保有する「不動産鑑定士」に依頼する場合は、数万円から数十万円程度の費用がかかります。不動産鑑定士に依頼するケースとは、遺産分割や、離婚時の財産分与など、法律の問題が絡んでいるケースです。

もっとも、通常の売買価格の査定は、不動産会社で十分に行えるため、単に不動産の売却を目的としている場合なら、不動産鑑定士への依頼は不要です。不動産会社への査定依頼なら、原則として費用がかかる心配はありません。

不動産の無料査定はどこに依頼したらいい?

不動産の無料査定は、基本的に不動産会社のホームページから申し込めます。ただし、査定担当者とのやりとりを避けつつ資産価値を調べたいときや、不動産会社を比較検討したいときは、以下のようなサービスを活用してみましょう。

匿名査定サービスを利用する

不動産査定では、所有者の氏名や連絡先を知らせなくてもよい「匿名査定」がよく利用されています。

一般的な匿名査定は、不動産会社のホームページ上で申し込める簡易査定(机上査定)です。最近では、過去の取引実績のデータをもとに、毎日いつでも・短時間で結果がわかるAI査定も出てきました。

匿名査定は「個人情報が不要」「不要な営業がない」などのメリットがある一方で、査定の精度は低めです。「不動産会社の担当者と話すのは気が引ける」「おおよその金額をとりあえず知りたい」といった人に向いている方法です。

一括査定サービスを利用する

「一括査定サービス」は、複数の不動産会社に、同時に査定を依頼する方法です。査定内容を比較して条件に合う不動産会社を見つけたり、相場を正確に把握したりするのに有効です。

一括査定の結果を受けて実際の売却手続きに進む際には、どの不動産会社に依頼するのかを選ぶ必要があります。このとき、高い査定額を提示してきた不動産会社が優れているとは限らない点に留意しておきましょう。査定価格の多寡よりも、査定の根拠がしっかりと示されているかどうかのほうが重要です。ホームページに記載された販売実績や、インターネットの口コミも加味しながら、信頼に足る不動産会社を選択してください。

また、離れた地域の不動産会社を選んだ場合は、エリア外のため査定や販売活動が上手くいかないことがあることも覚えておきましょう。

不動産の無料査定を受ける際の3つのポイント

不動産の無料査定を受ける際の3つのポイント

無料の不動産査定は、以下の3つのポイントを押さえて活用することが大切です。相場の知識不足や、査定担当者に伝えなければならない情報の不足は、思わぬ失敗を招くことがあります。

自分でも不動産の相場感を調べる

無料の不動産査定を利用する際には、不動産会社に任せきりにせず、自分でも相場を調べておくことが大切です。

不動産会社のなかには、自社をアピールするため、わざと高額な査定額を提示する会社もあります。しかし、査定額はあくまで「この価格で売れそう」という見込みの価格です。相場より高い査定額を真に受けて依頼してしまうと、なかなか売却が成立しなかったり、値下げを余儀なくされたりといった事態に陥りかねません。

そのため、査定額が妙に高いと感じたら、その査定額の信ぴょう性について、ある程度は自分で確認する必要があります。

不動産の相場観を把握する方法としては、不動産情報を掲載するサイトで、過去の成約物件を調べてみるのが一般的です。

さらに相場への理解を深めるなら、買取サービスを行う不動産会社も調べてみましょう。不動産会社の買取サービスは、会社側で費用を支出して活用または売却することを前提とするため、取引価格は相場の下限付近になることが一般的です。

プラス面だけではなくマイナス面も伝える

不動産の無料査定では、設備交換やリフォームなど、査定価格がプラスになる面ばかりを伝えがちですが、それだけでは不十分です。建築規制や部分的な汚損など、マイナス面もしっかりと説明しましょう。

査定時にプラス面だけ説明をしたとしても、査定担当者の訪問や内覧により、物件全体の状況はいずれ明らかになります。結果、売却価格が当初の査定価格より大幅に下がることになり、得にはなりません。

また、売却物件のマイナス面を伝えないまま売買が成立することで、トラブルになるケースがあります。売却後に問題が発覚したことで、買主から「契約不適合」や「瑕疵」を指摘され、損害賠償や修繕費の支出に応じざるを得なくなるのです。

不動産売却を進めたい場合は訪問査定を依頼する

すでに売却の意思を固めている場合は、匿名査定や一括査定ではなく、査定担当者に足を運んでもらう「訪問査定」を依頼すると良いでしょう。

匿名査定や一括査定といった方法は、手軽ではありますが、査定結果は大体の目安に過ぎません。物件の現在の状況や、周囲の環境、不動産市場の急変は考慮しないからです。実際の売却手続きに進むには、訪問査定が必要不可欠です。

訪問査定では、実際の土地建物の状態を確認してもらうことで、プラス要素・マイナス要素ともに、所有者では評価できない点まで査定価格に反映してもらえます。査定担当者と現地で直接話すことができるため、売却の目的や期限、希望条件なども緻密にやりとりできます。

すぐに訪問査定を利用したほうがよいケースとして、売却に期限がある場合があげられます。具体的には、相続した不動産を分割したり、家を売ったお金を必要とする時期が迫っていたりするケースです。

売却の必要性や期日が明確でない場合でも、正確な価値が知りたいと思ったときは、対応が面倒でなければ訪問査定がおすすめです。

自分に合った方法で不動産の無料査定を依頼しよう

不動産査定は売却前提なら無料で依頼できるのが一般的です。方法もさまざまで、連絡先を伝えることなく価格の目安がわかる「匿名査定」や、依頼先探しに役立つ「一括査定」が選べます。

大変なのは、売却を進める前提で不動産会社を探し、無料査定を受ける場合です。信頼できる不動産会社に依頼するためには、相場について自分でもある程度調べるなど、ポイントを押さえなくてはなりません。

東京ガスのマンション簡易査定なら、無料で査定でき、その後の進め方も都合にあわせて相談できます。信頼できて迅速・丁寧な不動産会社探しで迷っている人は、是非検討してみてください。

遠藤 秋乃

執筆者

遠藤 秋乃
司法書士/行政書士/ライター

大学卒業後、メガバンクの融資部門での勤務2年を経て不動産会社へ転職。
転職後、2015年~2016年にかけて、司法書士試験・行政書士試験に合格。
2017年に退社後フリーライターへ転身し、現在も活動中。
培ってきた知識や相続準備に悩む顧客の相談に200件以上対応した経験をもとに、原稿執筆を行う。

SNS:https://twitter.com/akino_endo

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