給湯器の寿命は何年?サインや寿命を縮ませないためのポイントを解説

2025.04.07

給湯器は、一般的に約10年で寿命を迎えます。しかし寿命が近づいたときのサインや、不調のときの対処方法がわからないという方も多いでしょう。

ここでは、給湯器の平均寿命や、寿命を知らせるサイン、給湯器を長く使うためのポイントなどを解説します。

どのようなときに専門業者に相談すべきかも紹介しますので、給湯器の異常を見逃さずに安全に使用するための知識として、ぜひ参考にしてください。

給湯器の平均寿命

給湯器の一般的な寿命は約10年とされています。(※1)。10年を超えると、経年劣化による故障のリスクが高まります。

また、使用頻度や使用環境によっては10年よりも早く寿命を迎えるケースもあります。給湯器に何らかの異常が見られる場合は、早めに東京ガスをはじめとした専門業者に相談しましょう。そのまま使用すると、不完全燃焼や点火不良といった要因で予期せぬタイミングでの故障につながる可能性もあります。

給湯器の寿命を知らせるサイン

以下のような症状は、給湯器の寿命を知らせるサインです。

  • リモコンにエラー表示が出る
  • 異音がする
  • お湯の出が不安定
  • 機器から水漏れしている
  • 機器が錆びている

それぞれの症状について、詳しく見ていきましょう。

リモコンにエラー表示が出る

リモコンにエラーコードが表示されるのは、給湯器が何らかの異常を察知した状態です。一度リモコンの電源をOFFにしてからONにしなおすことで回復することもありますが、回復せずに表示され続ける場合は、不具合が起きている可能性が高いです。

なお、エラー表示の意味は取扱説明書やメーカーのホームページで内容を確認してください。

異音がする

給湯器から聞き慣れない異音が聞こえるのは、寿命のサインの場合があります。ファンモーターの不具合や内部劣化、不完全燃焼が原因の可能性があります。

異音の原因次第では専門業者でしか対応できないケースがあります。異音が聞こえたら早めに専門業者に相談しましょう。

お湯の出が不安定

お湯の出に以下のような異常が見られる場合も、給湯器が寿命を迎えている可能性があります。

  • お湯がぬるくなったり熱くなったりと温度が安定しない
  • お湯が出ないときがある
  • お湯が出るまで時間がかかるようになった

これらの症状がある場合は、すべての水栓を確認して、給湯器が原因なのかを確かめましょう。

たとえばシャワーだけお湯の出方が不安定な場合、シャワーのフィルター詰まりが原因であることがあります。この場合、フィルターを掃除することで症状が解消されるかもしれません。

一方、シャワーを含めキッチンや洗面台などのすべての水栓で不安定な場合は、給湯器の故障が疑われるため、専門業者に相談しましょう。

機器から水漏れしている

給湯器を10年前後使用していて水漏れしている場合、パッキンの経年劣化などのトラブルが発生している可能性が高いです。

水漏れと混同しやすい動作として、水抜き栓からの排水が挙げられます。給湯器には水抜き栓から排水する機能が備わっており、ここから水が流れるのはトラブルによるものではありません。ただし、水の量が極端に多いなどの異常があるのであれば、何らかのトラブルが起きている可能性があります。

水漏れが疑われる場合は、取扱説明書を確認し、どの部分から水が漏れているのかを特定しましょう。

機器が錆びている

給湯器が錆びている場合は、早めに専門業者に相談しましょう。水道水から鉄の味がしたり、蛇口から赤色や茶色の水が出たりする場合は、錆びが発生している可能性が高いです。

給湯器内部での錆びが広がると、部品の故障やガス漏れのリスクが高まります。とくに、広範囲にサビが見られる場合は、寿命を迎えていることが多いため、交換を検討しましょう。

給湯器の寿命のサインに1つでも当てはまったら

前述した給湯器の寿命のサインに1つでも当てはまる場合は、速やかに専門業者に相談することが大切です。賃貸住宅にお住まいの場合は、まず大家さんや管理会社に相談しましょう。

持ち家にお住まいの場合は、東京ガスをはじめとした専門業者に相談ください。

前述のとおり、給湯器は10年を超えると故障のリスクが高まります。壊れた部分を修理しても、すぐに別の場所が故障する場合もあります。修理が重なると費用がかさむため、新しい機種に交換したほうが安く済むケースもあります。新型の給湯器は省エネ性が高いため、光熱費の削減にもつながります。

また、10年以上経過している給湯器は、修理に必要な部品が手に入らないこともあります。

給湯器の寿命を縮ませないために

給湯器の寿命を縮ませないためには、普段から正しい使い方を心がけることが大切です。間違った使い方は、故障を引き起こす可能性があります。

たとえば、浴槽に入浴剤を入れた状態での追い焚きは控えることを推奨します。入浴剤のなかには、部品の腐食の原因となる成分が含まれている可能性があるためです。取扱説明書に記載されている使い方を確認したうえで、正しく実践し、給湯器の寿命を伸ばしましょう。

安全な使用のために定期的な点検と交換を

給湯器の寿命は一般的に約10年とされています。寿命を示すサインが出たら、不完全燃焼や点火不良などのリスクがあるため、速やかに専門業者に相談しましょう。とくに、10年前後使用している場合は、故障のリスクが高まるため、交換がおすすめです。

給湯器の修理や交換なら、豊富な知識と経験をもつ東京ガスにお任せください。

執筆
東京ガス株式会社 みらいほ事務局

TOKYO GAS

東京ガスは、ガス・電気にとどまらず、ひとりひとりの暮らしによりそった多様なサービスを長年提供してきました。「みらいほ」はセカンドライフ応援メディアとして、これからもライフステージの切り替わりにおいて有益な情報を発信していきます。

(※1)出典元:ガス給湯器 点検・取替えの目安は|日本ガス石油機器工業会

 

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