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2024.02.12
目次
「訪問査定を依頼する前に、おおよその金額を知りたい」
「不動産の査定を受けたいが、個人情報を入力するのは抵抗がある」
マンションの売却を検討するにあたり、上記のような悩みを持つ方は少なくありません。その際に活用したいのが匿名査定です。匿名査定を利用すれば、個人情報を入力することなくおおよその価値を知ることができます。
この記事では、匿名査定の概要やメリット・デメリット、依頼の流れなどを紹介していきます。
■この記事でわかること
- マンションの匿名査定の概要がわかる
- マンションの匿名査定のメリットとデメリットがわかる
- マンションの匿名査定を依頼する流れがわかる
マンションの匿名査定とは
マンションの匿名査定は、個人情報を明かさずに、マンションの価値を知ることができるサービスで、マンションの大まかな価格帯を把握したい際に役立ちます。匿名査定には不動産会社による査定と、AI技術を活用した査定の2種類があります。
例えば、マンションの売却を検討している方が「売却を検討しているが、売らない可能性もまだあるため、個人情報を明かさずにマンションの市場価格を知りたい」と考えているケースなどでは、匿名査定がおすすめです。
近年は個人のプライバシーを尊重する動きが強くなっており、匿名査定も一般的になりつつあります。匿名査定を利用することで、所有者は安全かつ確実に自身の不動産の現在価値を掴むことができます。
マンション査定を匿名査定を活用するメリット・デメリット
マンション査定で匿名査定を活用するメリットとデメリットは以下のとおりです。
| メリット | ・個人情報を入力する必要がない ・査定額の結果が出るのが早い ・査定を行う心理的なハードルが低い |
|---|---|
| デメリット | ・査定額はあくまで目安として捉える ・売却を進められない |
それぞれ見ていきましょう。
メリット
個人情報を入力する必要がない
匿名査定の一番の魅力は、個人情報を提供せずに査定が受けられることです。
通常、多数の不動産業者に査定を申し込む際、連絡先や住所などの情報の提供が求められます。一方、匿名査定ではこのような情報を入力する必要がないため、個人情報が流出したり、営業電話がかかってきたりすることがないため、安心して依頼することができます可能となります。
査定額の結果が出るのが早い
査定結果がすぐに出ることも、匿名査定の魅力の一つです。AIを利用した匿名査定は特に早く、数分で査定結果を得ることができます。
従来の方法である訪問査定では、不動産の専門家が実際に物件を訪れて評価するため、結果が出るまでに数日から1週間程度を要することが一般的です。
一方、AIを駆使した匿名査定の場合、過去の取引履歴や市場情報などの膨大なデータから、すぐに査定結果を出力することが可能です。
査定を行う心理的なハードルが低い
匿名査定であれば、心理的なハードルを感じずにマンションの査定が可能です。
不動産査定を依頼するにあたって、「営業電話が掛かってくるのでは」「売却を強く勧められるのではないか」といった心配から、心理的なハードルを感じてしまう方は多いでしょう。
匿名査定であれば、上記のような不安を感じる必要はありません。「売却を検討していないが価格だけは知りたい」という場合も、気軽に依頼することができます。
デメリット
査定額はあくまで目安として捉える
匿名査定の査定結果は、最終的な売却価格とは異なる場合があります。
匿名査定は過去の不動産取引のデータを参考にした査定方法になるため、最新の市場動向や物件の詳細な状態は反映されません。なるべく差額がでないようにするためには、所有しているマンションのエリアに強い、またはマンション売却に強い不動産会社の匿名査定を利用することが方法として考えられます。
一方、匿名ではない簡易査定や訪問査定では、査定の詳細や根拠をしっかりと説明し、顧客の疑問を解消するアプローチをとるため、実施の売却価格により近い査定額を得ることができます。
匿名査定は、簡単に物件の価値を把握するためのツールとして役立ちますが、より正確な価値を知りたい際には、簡易査定や訪問査定の利用を検討すると良さそうです。
売却を進められない
匿名査定を利用すれば物件の大体の価格を把握できますが、それだけで具体的な売却アクションに移るわけではありません。
もし実際に売却を考えているのであれば、次のステップとして、信頼できる不動産会社に連絡し、より詳細な査定を依頼する必要があります。はじめから売却を考えている場合は、匿名査定ではなく簡易査定や訪問査定の活用を考慮しましょう。
マンションの匿名査定を依頼する流れ
匿名査定を依頼する際の流れは以下のとおりです。
- 査定サイトを探す
- 物件情報を入力する
- 査定額の確認・不動産会社への連絡
それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。
①査定サイトを探す
まずは、匿名査定をどこに依頼するかを決めます。 匿名査定は、サイトや会社ごとに特色や得意分野が異なるため、物件に合ったところを選びましょう。 マンションの査定を希望する際、マンション専門のサービスやマンションに強みを持つ不動産会社を選定することで、精度の高い査定結果を期待できます。
また、匿名査定は査定の特性ゆえに、サイトによって精度や信頼感が大きく変わります。査定額の根拠を説明してくれるか、また価格の信頼性を担保してくれるか、といった点も選ぶうえで重要な判断材料となるでしょう。
査定を依頼する前の下調べは、後の安心に繋がります。マンション査定の専門家がいる会社や、詳細な査定根拠を提供する会社を優先的に選ぶことをおすすめします。
②物件情報を入力する
匿名査定を依頼する際には物件の情報を正確かつ、できるかぎり詳細に入力することで、査定の質を向上させることができます。不動産は、その特性やカテゴリによって、査定に必要な情報が異なります。マンションの場合は、次の要点が査定の正確さを向上させる要因です。
- 所在地
- マンション名
- 間取り
- 専有面積
- 部屋がある階層
- 太陽光が入る主な方角
- 築年数
- 家の状況（居住中や空き家など）
もしも上記の情報のうちいくつかが揃っていない場合であっても、匿名査定を受けること自体は可能です。
③査定額の確認・不動産会社への連絡
匿名査定の結果を受け、売却の意思が固まった場合は、不動産会社に連絡を取り、訪問査定の依頼をおこないます。
上述のとおり匿名査定を受けるだけでは、売却に向けた具体的な手続きに進むことはできません。不動産会社に仲介や買取を依頼するためには、専門家が実際に物件を確認する訪問査定を受け、より正確な査定額を出してもらう必要があります。
マンションの匿名査定を利用する際の注意点
匿名査定は、物件情報や過去の取引履歴を基に、おおよその査定価格を提示するサービスです。
ただし、実際の売却価格は、実際に売却される価格とは大きく異なる可能性があります。売却価格は、実際に専門家が確認しなければ分からない物件情報や、市場の動向にも左右されるためです。
最初に匿名査定を受け、その結果を見てから訪問査定の依頼を検討する方法もありますが、売却の意思が固まっている場合は匿名査定を受けず、はじめから訪問査定を依頼しても良いでしょう。
簡易査定や訪問査定など、マンションの査定を依頼する際には注意点がいくつかあります。こちらのページでも詳しく解説していますので、気になる方は合わせて確認してみてください。
マンションの査定には匿名査定をうまく活用しよう
マンションの売却を検討するうえで、匿名査定は心理的なハードルが低く、容易に査定額を知ることができる便利なツールです。
しかし、匿名査定の査定額はあくまで目安であり、実際の売却時の価格とは必ずしも一致しない点には留意しておきましょう。真剣に売却を考えている方は、匿名査定を受けず、はじめから訪問査定を受けることをおすすめします。
当サイト「みらいほぷらっと」では、無料のマンション買取査定を紹介しています。仲介ではなく買取になるため、査定額がそのまま売却額となる点が特徴です。
匿名査定での参考価格と、当サイトでの正確な査定価格を比べて、最適な選択をしてみてください。
執筆者
松元 健太郎宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・ファイナンシャルプランナー2級を保有。
不動産会社に勤務し、退職後、不動産ライターとして独立。
法人で不動産賃貸経営も行い、不動産の現場で得た経験・知識を活かし、ライターとして活動中。
ホームページ：https://xn--lsv228akxb.com/
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