【2024年最新】マンションの売却相場はいくら?3つの調べ方も紹介

2023.06.20

マンション売却を成功させるためには、相場をふまえた価格設定が重要です。しかし、はじめてマンションの売却を検討する人は、「相場ってどうやって調べればいいの?」「難しそう」と悩んでしまうかもしれません。

この記事では、最新のマンション売却相場の動向から、効率的に相場を調べる方法までをご紹介します。今回紹介している内容を参考に、相場価格を調べてみてください。

マンションの売却相場の動向

まずは、近年のマンションの売却価格の推移と、エリアごとの相場を見ていきましょう。

マンションの売却価格は上昇傾向にある


出典:不動産価格指数、住宅は前月比 0.2%上昇|国土交通省

2024年現在、マンションの売却価格は上昇傾向にあります。国土交通省が公表した不動産価格指数によると、住宅総合の季節調整値は前月比で0.2%増となり、マンション(区分所有)は193.9という高い指数を記録しています。

住宅ローンの低金利政策の継続などの要因が、とくに都心部のマンション価格の高騰を支えています。都心部では、2024年以降も供給不足が続くでしょう。一方で、郊外のマンション市場では人口減少や需給バランスの変動による価格下落の可能性もあります。

都心部と郊外では市場動向が異なるためなり、マンションの売却相場は地域差が顕著にあらわれると予測されるため、市場の動向に応じた慎重な対応が求められます。マンション売却を検討している方は、自分の物件が位置する地域の市場動向を正確に把握することが重要です。

さらに、価格変動には金利のような経済的要因だけでなく、そのほかの多くの要素が影響を及ぼします。ひとつの指標に依存することなく、自身の物件の特性や状況に合わせて総合的な視点で売却戦略を立てる必要があります

都道府県別ランキング|マンションの売却相場

ここでは、都道府県別レインズデータライブラリーの最新情報を基に、各エリア(北海道・東北を除く)2022年(暦年)のマンション売却相場の傾向をご紹介します。

※中国・九州エリアは2021年(暦年)のデータになります。

関東エリア

■2022年(暦年)の成約価格

都道府県 売却価格(万円) 前年比(%) 専有面積(m2) 築年数(年)
東京都 5,333 9.3 59.16 22.04
埼玉県 2,743 12.2 68.12 24.63
千葉県 2,603 9.9 73.20 26.56
神奈川県 3,477 8.4 66.55 23.97

出典:中古マンションの基本指標[首都圏]

2022年の関東エリアにおける中古マンションの売却価格は、首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の4都県で、いずれも前年比10%前後の伸びが見られます。なかでも埼玉県は前年比で12.2%と、最大の上昇率を記録しました。

平均成約価格は東京都は5,333万円と最も高く、前年比9.3%の上昇を示しています。続く神奈川県では3,477万円、埼玉県は2,743万円、千葉県は2,603万円でした。

首都圏の中古マンション市場、とくに東京都での価格上昇は、強い需要と限られた供給によるものです。埼玉、千葉、神奈川も含め、首都圏エリア全体で同様の傾向が見られます。

専有面積にも都府県ごとにも異なり、東京都の物件は比較的小さいものの、価格は依然として高水準を保っています。

中部・東海エリア

■2022年(暦年)の成約価格

都道府県 売却価格(万円) 前年比(%) 専有面積(m2) 築年数(年)
岐阜県 1,922 5.5 79.16 20.45
静岡県 2,004 5.1 69.99 25.29
愛知県 2,281 3.6 75.05 24.75

出典:中古マンションの基本指標[中部圏]

中部・東海エリアにおける中古マンションの売却価格は、岐阜県、静岡県、愛知県を中心に、緩やかながらも上昇傾向にあります。岐阜県では約5.5%、静岡県で約5.1%、愛知県では約3.6%の前年比上昇を見せており、不動産市場が持続的な成長を遂げていることを示しています。

関東エリアや関西エリアと比較すると、比較的広い面積の物件が多く、売却価格が安い物件が流通している特徴があります。

関西エリア

■2022年(暦年)の成約価格

都道府県 売却価格(万円) 前年比(%) 専有面積(m2) 築年数(年)
大阪府 2,861 6.5 67.32 25.35
兵庫県 2,487 8.3 71.67 27.04
京都府 2,764 3.7 62.78 27.19

出典:中古マンションの基本指標[近畿圏]

関西エリアの中古マンション市場は、大阪府、兵庫県、京都府を中心に価格が上昇しています。前年比で見ると、大阪府で6.5%、兵庫県で8.3%、そして京都府で3.7%の増加となっており、なかでも兵庫県の上昇率が目立ちました。築年数は比較的長い傾向にあり、古い物件でも価値が認められていることが分かります。

中国・九州エリア

■2021年(暦年)の成約価格

都道府県 売却価格(万円) 前年比(%) 専有面積(m2) 築年数(年)
岡山 1,920 2.1 70.87 22.41
広島 2,285 4.0 72.81 22.90
福岡 1,988 7.4 66.57 24.40

出典:中古マンションの基本指標[西日本]

中国・九州エリアの中古マンション価格は、岡山県、広島県、福岡県を中心に、穏やかながらも上昇しています

前年比の上昇率では、岡山県で約2.1%、広島県で4.0%、そして福岡県は7.4%という数値を記録しており、とくに福岡県の価格上昇が目立ちました。各県の成長率の差は、地域経済の動向や人口流動などを反映している可能性があります

また、中国・九州エリアのマンションは、築年数の平均が22年から24年という範囲にあり、中古マンションの購入者にとって魅力的な選択肢となっていることがうかがえます。

マンション売却相場の調べ方

エリア別の売却相場や市場状況を見て「自分のマンションを今売ったらどれくらいの価格になるか?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。マンションの売却相場の目安は、自分自身でも簡単に調べることができます。

  • 土地総合情報システム
  • レインズ・マーケット・インフォメーション
  • 不動産ポータルサイト

以下では、マンション売却相場の調べ方を3つご紹介します。

国土交通省の「土地総合情報システム」で調べる

国土交通省が運営する「土地総合情報システム」では、実際に不動産を売却した人へのアンケートをもとにした、マンションをはじめとした不動産取引価格情報が調べられます。

すでに売却された不動産の、市区町村や駅からの距離、取引総額、建築年、広さ、間取り、成約時期がわかる形で取引情報が閲覧できます。マンションなど物件種別を絞っての検索も可能なため、所有しているマンションと類似した条件の取引情報が把握できるでしょう。

ただし、土地総合情報システムにて得られる取引事例の情報からは、仲介か買取かの取引方法の区別がつかず、2割から3割程度、金額が変わってくる可能性もあります。より正確に価格を知りたい場合は、信頼できるマンション買取業者に相談するのがよいでしょう。

以下では、土地総合情報システムの使い方を説明します。

【1】国土交通省の土地総合情報システムを利用して、マンション売却相場を調べる手順は以下のとおりです。

  1. 土地総合情報システムのトップ画面から「不動産取引価格情報検索」をクリック
  2. 取引対象の時期を選択
  3. 物件種別を選択
  4. 中古マンションなどを選択
  5. 該当する地域を選択し、「この条件で検索」をクリック

【2】土地総合情報システムは、アンケートから集められた貴重な初手情報を基にしています。このシステムでは、物件が特定されにくいよう、プライバシーの保護に細心の注意を払っています。

表示される情報には、「所在地」、「最寄駅」、「取引総額」、「坪単価」、「面積」などが含まれますが、所在地は町名レベルの情報しか提供されず、具体的な場所や取引当事者の名前は公開されません。これにより、特定の地域の土地価格の大枠を知ることができます。

【監修者からひとこと】
土地総合情報システムはマンション名までは特定できないため、相場を把握するのに少し時間がかかる可能性があります。

「レインズ・マーケット・インフォメーション」で調べる

不動産流通機構が運営するレインズマーケットインフォメーションは、全国の物件情報が集められたインターネット総合サイトで、一般の人も相場価格を調査・把握できます。

こちらのサイトを利用すれば、売買しようとしている物件の周辺の成約事例を調べて、エリアの相場を把握することが可能です。マンションや住宅の購入を検討している方、自宅を売却しようと思っている方にはぜひ活用をおすすめします。

以下で使い方を見ていきましょう。

【1】まずは、画面左側に表示されている「マンション」の都道府県と地域を選択し、「検索する」ボタンをクリックします。

【2】直近1年の取引情報グラフが表示されますが、築年数や平方メートル単価など広範囲の概要しかわかりません。より詳細な情報が必要な場合は、グラフの右側にある「追加検索条件」から、検索範囲を細かく設定していくことが推奨されます

具体的に設定可能な検索条件は以下のとおりです。

  • 地域詳細
  • 沿線
  • 最寄り駅
  • 駅からの距離
  • 単価
  • 専有面積
  • 間取り
  • 築年数
  • 用途地域

条件を使って検索範囲を絞り込むことで、より具体的なデータを得ることができます。

なお、用途地域は都市計画に基づいて市街地を形成する目的で、建築される建物の規模や用途を制限するために指定されるエリアです。日本では、13種類の用途地域が設定されており、それぞれに特徴や建築制限があります。

情報はインターネットで簡単に検索可能で、都道府県や市区町村のホームページで公開されています。

参考:用途地域|国土交通省

【3】追加検索条件により詳細な情報検索が可能で、売却を検討しているマンションに近い条件の情報を探せます。

不動産価格は多くの個別要因によって変動するため、成約事例のみで価格を判断しないよう注意が必要です。

 

【監修者からひとこと】
レインズ・マーケット・インフォメーションは、国が指定した4つの不動産流通機構が共有する不動産取引情報を公開するサイトです。このシステムを通じて、不動産の成約価格などを一般に匿名で提供し、流通の透明性を高めています。

不動産ポータルサイトで調べる

複数の物件情報がWeb上に公開されていて、閲覧や検索ができるような不動産ポータルサイトを使えば、現在売り出し中のマンションの価格を手軽に調べることができます。自宅マンションと似た条件のマンションを見れば、周辺地域の相場感やおよその価格を把握できます。

ただし、不動産ポータルサイトに掲載されているのは、売主の希望している価格であり、実際に売却された価格ではないことには注意が必要です。

なお、東京ガスリノベーションでも売り出し中の物件をホームページで公開しています。

参考:販売中物件|東京ガスリノベーション

マンションの売却相場について知っておきたいこと

ここでは、マンション売却を成功させるために押さえておきたい、相場にまつわるポイントとして、以下の3点を紹介します。

  • 売るタイミングや物件の状態でも価格は変動する
  • 売却相場と同じ額の売却金が手元に残るわけではない
  • 買取の場合は相場よりも売却価格は低くなる

それぞれ見ていきましょう。

売るタイミングや物件の状態でも価格は変動する

マンションの、売却価格はタイミングや物件の状態に大きく左右されます。そのため、時期ごとの相場を把握し、「成約時期」を意識した売却活動をすることが成功の鍵です。一般的に、市場が活発で需要が高い時期、たとえば引越しシーズンの2~3月に売り出すと、より高価で売れる可能性があります。

また、相場情報では物件の状態が反映されていない点も留意しておきましょう。たとえば、水回りが古かったり、または破損していたりする場合は、それが原因で売却価格が下がることもあります。そのため、劣化や破損などの不具合がある場合は、相場価格よりも低めに見積もることで、実際の売却価格に近い予測ができるでしょう。

売却相場と同じ額の売却金が手元に残るわけではない

マンションの売却相場の目安は、自分でも調べることができます。ただ、一つ注意が必要なのは、仲介で不動産を売却する場合、売却金から仲介手数料を支払うため、売却金のすべてが手に入るわけではないということです。仲介手数料を加味したうえで、売却で得られる金額を把握しましょう。

一方、不動産会社による直接買取であれば、仲介手数料はかかりません。「仲介手数料をかけずに売却したい」とお考えの方は、買取を検討してみてはいかがでしょうか。

仲介手数料の額や計算方法については、以下の記事でわかりやすく解説しています。ぜひご参考ください。

買取の場合は相場よりも売却価格は低くなる

マンションを買取で売却する場合、市場価格に比べて一般的に価格が2~3割低くなります。これは、買取を行う不動産会社がリフォームや再販を通じて利益を得るモデルを採用しているためです。

しかし、買取には、短期間での売却が可能な点や、状態が悪いマンションでも売却のチャンスがある点など、仲介にはないメリットも多くあります。

また、契約不適合責任の免責、近隣への知られる心配の少なさ、内覧対応の不要、仲介手数料の節約など、売主にとって有利な点が多いです。


マンションの売却相場を把握して納得のいく成約をめざそう

マンションの売却を検討する際には、市場の相場を正確に把握することが不可欠です。ここでは、売却相場の動向や調べ方、さらには売却時に影響するさまざまな要因などについて解説しました。

マンションの売却相場を知ることで、売却の最適なタイミングを見極めることができ、物件の状態に応じた適切な価格設定が可能になります。また、買取の場合、市場価格よりも低くなる可能性があるものの、短期間での成約や、仲介手数料の節約などのメリットもあります。

買取での売却を検討している場合は、東京ガスグループによるマンション買取サービスもおすすめです。最短7日で売却することが可能で、仲介手数料もかかりません。マンションの売却をスムーズに進めたい方は、ぜひ東京ガスの無料査定サービスをご利用ください。

 

松元 健太郎

執筆者

松元 健太郎
宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/ライター

宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・ファイナンシャルプランナー2級を保有。
不動産会社に勤務し、退職後、不動産ライターとして独立。
法人で不動産賃貸経営も行い、不動産の現場で得た経験・知識を活かし、ライターとして活動中。

ホームページ:https://xn--lsv228akxb.com/

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