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家族信託はどこに頼む?家族信託を頼めるところや、頼む際のポイントについて解説

2024.02.01

家族信託を検討するうえで、どこに依頼したら良いのか、依頼先にどういった特徴があるのか、悩む方もいるでしょう。

家族信託は、契約書の作成や講座の解説といった手続きが必要になるため、専門家に依頼して行うことが一般的です。

本記事では、家族信託の手続きを依頼できるところと、それぞれの特徴を紹介します。頼む際のポイントについても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

家族信託はどこに頼むことができる?


家族信託の依頼先としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 士業(司法書士、弁護士、行政書士)
  • 不動産会社
  • 信託銀行

それぞれの特徴について見ていきましょう。

士業

家族信託を依頼できる士業は、司法書士のほかに、弁護士や行政書士などが挙げられます。

司法書士

司法書士は、家族信託を依頼する先として、もっとも一般的です。司法書士が普段取り扱う法律は、遺言や相続登記などに関わるものです。これらの法律は家族信託とも関連性が強く、家族信託の専門知識を十分に備えているといえます。どこに依頼するか迷ったら、まずは司法書士を検討してみるといいでしょう。

弁護士や行政書士

弁護士や行政書士にも、家族信託を依頼することができます。

弁護士は法律全般の専門家であるため、家族信託に関わる業務全般に加えて、それ以降のトラブルにも幅広く対応してもらえます。ただし、対応範囲が広いぶん費用が高額になりやすい傾向にあります。また、登記手続きを得意とする弁護士は司法書士に比べると少ない点も留意しておきましょう。

行政書士は行政手続きの専門家で、信託契約書の作成を行うことができます。ただし、行政書士は登記申請はできないため、依頼者自身が行う必要があります。

家族信託に関する専門性の高さで考える場合、司法書士のほうが高度であることが多いですが、信頼できる弁護士や行政書士がいる場合は、そちらに相談してみてもいいでしょう。

不動産会社

家族信託を検討する財産のなかに不動産が含まれている場合は、不動産会社への相談もおすすめです。不動産会社をとおして、家族信託に詳しい司法書士を紹介しているケースが多いでしょう。

なお、不動産を家族信託する場合、信託契約書に明記しておけば、目的に即する形での管理や運用、売却などを行うことも可能です。

信託銀行

信託銀行が、家族信託の相談窓口を設けているケースもあります。こちらも不動産会社と同じく、銀行から司法書士を紹介してもらうことになるため、銀行が家族信託の手続きを行うわけではありません。

ただし、銀行が提供する家族信託のサービスとしては「商事信託」になります。商事信託は、銀行に報酬を支払って受託者になってもらうサービスのことで、家族信託とは異なるものです。利用目的に合っているかを確認してから相談すると良いでしょう。

【監修者からひとこと】

銀行による「商事信託」は、金融機関が受託者として資産を管理するサービスで、営利を目的としています。これは家族に財産管理を委ねる家族信託とは異なり、銀行が金銭を管理し、委託者の死後に指定された受取人に渡す仕組みです。

家族信託を専門としている会社

近年では、家族信託を専門または事業の一つとして取り扱う会社も出てきています。提供しているサービスの内容は各企業異なりますが、お抱えの司法書士などの専門家による家族信託の手続きから運用のサポートまで対応していることが多いです。

また費用形態も企業によって異なります。無料相談を行なっているところもあるため、気軽に相談できるといえるでしょう。

家族信託はどこに頼むべき?

ここまで、家族信託を頼めるところを紹介してきましたが、特徴を理解したうえでどこを選んだら良いか迷ってしまう方もいるでしょう。そういった場合は、依頼目的や重視したいポイントを軸に考えるのがおすすめです。

【明確な方針があり、依頼したい手続きがある場合】
依頼したい手続きが決まっており専門性の高さを重視したい場合は、司法書士や弁護士などの士業に依頼すると良いでしょう。家族信託専門の事務所を調べ、どのような資産の実績が多いのかを確認してみましょう。

【信託財産に不動産が含まれる場合】
信託財産に不動産が含まれる場合は、不動産会社に相談したほうがいい場合もあります。管理・運用や相続、売却などについて、適切なアドバイスを受けられることでしょう。

【気軽に相談できるところに依頼したい】
「家族信託を考えているが、専門家への依頼はハードルが高い」、「できたら費用を抑えられると嬉しい」といった方は、家族信託を専門としている会社がおすすめです。

たとえば、家族信託を専門に扱っている「ファミトラ」では、信託法に精通した司法書士や弁護士が監修したシステムを活用し、利用者様にあった最適なプランを提示します。初期費用・月額費用も士業の方に依頼するよりも抑えられるため、導入・検討しやすいサービスです。

家族信託を頼む際のポイント

ここでは、家族信託の依頼先を選ぶ際のポイントとして、以下の4点を紹介します。

  • 家族信託の取扱件数や実績
  • 担当者のコミュニケーションのとりやすさ
  • 契約後のアフターフォロー
  • 他の専門家との連携

順番に見ていきましょう。

家族信託の取扱件数や実績

家族信託の依頼先を選ぶ際には、取り扱い件数や実績を確認してみましょう。取り扱い件数が多い専門家は、それだけ多くのノウハウを持っていることが期待できます。

また、「家族信託専門士」の資格を取得しているかどうかもチェックしてみてください。家族信託専門士は、家族信託に関する専門的な知識を証明する資格です。

担当者のコミュニケーションのとりやすさ

家族信託では、家族構成、財産の状況など、デリケートな情報を取り扱わなければなりません。そのため、担当者とのコミュニケーションのとりやすさは非常に重要です。「聞き上手なので、話しながら考えをまとめることができる」、「実績は十分だが、一方的に話されるので疲れてしまう」といった要素も、大切な判断材料になるでしょう。

依頼先によっては、初回は無料で相談できる場合もあるため、一度話をしてみてから依頼するかどうかを決めるのもおすすめです。

契約後のアフターフォロー

家族信託は長期にわたって行っていくものです。そのため、内容の微調整が必要になったり、法律の変更によって対応を迫られたりすることも想定しておくべきでしょう。アフターフォローが充実した依頼先であれば、そういった場面にも相談に乗ってもらうことができ、必要な対応を迅速に行なえます。

【監修者からひとこと】

家族信託は、委託者の状況変化や法律改正に応じて内容を調整する必要があります。アフターフォローがしっかりした専門家に依頼すれば、適切なアドバイスと対応で安心の財産管理が可能です。

他の専門家との連携

他の分野の専門家と適切に連携しているかどうかも、依頼先を選ぶ際の判断基準になります。

家族信託はさまざまな知識やスキルが必要なので、1人の専門家が全体を網羅できるケースは多くありません。最も専門性の高い司法書士であっても、不動産の扱いに関しては不動産会社ほど長けてはいないでしょう。依頼する前に、どのような専門家と連携しているかを確認してみましょう。

まとめ

家族信託の依頼先について解説しました。ここまで述べてきたとおり、家族信託は、司法書士に頼むのが最も一般的です。しかし、司法書士へ依頼するのはハードルが高いと感じてしまう方もいるかと思います。

そういった方は、気軽に相談できる家族信託を専門に取り扱っている会社を検討してみると良いかもしれません。

家族信託サービス「ファミトラ」は手続きに関する対応はもちろん、家族間のトラブルがあった場合にも対応でき、安心して依頼できるでしょう。

また、費用面もファミトラの大きな魅力です。家族信託には通常50万~100万円の費用がかかりますが、ファミトラであれば費用をおさえて依頼することができます。

まずは無料相談から始められますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

松元 健太郎

監修者

松元 健太郎
宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/ライター

宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・ファイナンシャルプランナー2級を保有。
不動産会社に勤務し、退職後、不動産ライターとして独立。
法人で不動産賃貸経営も行い、不動産の現場で得た経験・知識を活かし、ライターとして活動中。

ホームページ:https://xn--lsv228akxb.com/

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