マンション売却は大変!大変な理由と負担を減らす方法を紹介

2024.06.17

マンションの売却について、「思ってたよりも大変だった」という声を聞いたことがあるかもしれません。マンションを売却することは、人生で数多くあることではないため、不安や疑問を抱えてしまうものです。

そこでこの記事では、マンション売却が大変と言われる理由や、負担を減らす方法を紹介していきます。これから売却を検討する方はぜひ参考にしてください。

マンション売却が大変と言われる理由

マンションを売却する際、「仲介」と「買取」の2つの方法があります。買取は不動産会社が直接買主となり、比較的迅速に手続きが進むため、仲介よりも手間をかけず、短期間で売却できます。

一方で、仲介を選んだ場合、売却プロセスに時間がかかることもあり、大変だと感じる人は多いでしょう。

ここでは仲介によるマンション売却が大変と言われる理由を解説します。

売却期間が想定以上に長引くことがある

仲介によるマンション売却では、一般の購入希望者を募るため、売却までの期間が不明確です。この不透明さが売主の負担増加につながります。

とくに、短期間での売却を目指す売主は、売れない現実に焦りを感じることもあるでしょう。内見の相談はあるものの結局売れないこともあるため、売却活動中は精神的な負担が大きくなりがちです。

内覧を継続しても成約に至らない場合、不動産会社と緊密に協力し、問題点の改善や売出し方法の見直しが必要です。売却期間が想定以上に長引くこともあるので、売却プロセスの進行を不動産会社と共有し、状況に応じて柔軟に戦略を変更することが重要です。


手続きが長く必要書類も多い

マンション売却が完了するまでには、仲介の場合、最低でも3〜4ヶ月程度の時間が必要です。査定から売買契約までに必要な書類は多岐にわたり、準備には時間がかかります。特定の書類の取り寄せには自治体や管理組合などに連絡・確認が必要になる場合もあります。

また、仲介によるマンション売却は、不動産会社、買主、不用品回収業者、司法書士など、売却に関わる複数の人々との連絡を取り合い、作業を並行して進めなければなりません。書類準備含めた手続きの長さから、精神的な疲労を感じることも少なくありません。


売却のための専門知識が必要

マンション売却の大変さを感じる理由として、売却プロセスにおける専門知識の理解の難しさが挙げられます。

法律、市場動向、契約手続きなど、売却に関わる知識は広範にわたりますが、ほとんどの売主はマンション売却の初心者です。そのため、最低限の専門知識を理解するためだけでも、大変です。

たとえば、不動産会社の担当者との会話中で慣れない専門用語について、内容を正確に理解し適切な判断を下すことは難しいでしょう。

売主自身がある程度専門知識を理解することが、マンション売却のポイントになるでしょう。

内覧の対応が必要

マンション売却において、内覧対応は売主にとって重要かつ手間のかかる作業です。

購入希望者に良い印象を持ってもらうためには、部屋をきれいに掃除するなどの入念な準備が必要です。内覧希望者が複数組存在する場合、それぞれに合わせた対応を行う必要があり、忙しくなる可能性が考えられます。

また、購入希望者と連絡を取り合い、内覧のスケジュールを調整することも、売主の負担となる要素の一つでしょう。とくに週末は内覧希望者が集中するため、売主のプライベートの時間が制限されやすいです。

【監修者からひとこと】
不動産売却において売主が内覧対応を適切に行うことは大切ですが、確かに手間がかかる作業でもあります。内覧希望者と不動産会社と日程調整し、売主が都合の悪い時間帯でも内覧に対応しなければならないケースもあります。

マンション売却の負担を減らす方法

マンション売却時のストレスを最小限に抑えるためには、事前の計画と、専門家との協力が重要です。ここでは、そうした負担を軽減する具体的なアプローチを紹介します。

自分にあった不動産会社を見つける

売却に関する複雑な手続きや必要な知識を持ち、信頼できる不動産会社を見つけることができれば、スムーズに手続きを進められます。売却契約を結ぶ前には、いくつかの不動産会社に相談してみて、それぞれの対応やサービス内容を比較検討できると良いでしょう。

重要なのは、実際に対応する担当者の対応です。マンション売却の実績はもちろん、該当エリアに関する知識があるか、売主の悩みや質問に耳を傾け、丁寧に対応してくれるかどうかもチェックポイントになります。


売却開始前に引越しを済ませておく

売却開始前に引越しを済ませておくことも負担を減らすポイントの一つです。引越してしまえば、売主は時間と労力を大幅に節約でき、内覧対応の必要もなくなるため、不動産会社にすべてを任せられます。

空き家状態の物件は、購入希望者が引越し後の家具の配置などを想像しやすくなります。また生活感のない空間は、より広く感じられ売却に有利に働く場合も考えられます。

【監修者からひとこと】
物件が空室の状態であれば、いつでも自由に内覧できるため、売却活動がスムーズに進みます。ただし、売却までに一時的な仮住まいが必要になるなどデメリットもあるため、売主の事情に合わせて判断する必要があります。

ハウスクリーニングの利用

ハウスクリーニングを利用することで、内覧時で購入希望者に与える印象を大幅に良くすることができます。この理由は、とくに目立つ汚れがある箇所を集中的に清掃することにより、コストパフォーマンス良く効果を得られるからです。

水回りのクリーニングを中心に行うと、購入希望者に清潔感を伝えることができます。また、引越し後の空室状態での清掃は、作業がしやすいためコストを抑えられることが多いです。

リフォームによる価値向上を考えることもありますが、物件の状態によっては不要なことも少なくありません。ハウスクリーニングのみで十分なケースもあるため、不動産会社の担当者に相談して決めると良いでしょう。

書類手続きは司法書士に依頼する

マンション売却時の書類手続きは複雑で量も多いため、自分で行うとなると大きな負担になります。司法書士に依頼すれば、依頼人の代わりに必要な書類を集め、売却時に必須の登記手続きも代行してくれるので、負担を減らすことができます。

ただし、代行サービスを利用する際には、司法書士への報酬が必要となるため、費用の確認は必要です。

買取を利用する

仲介ではなく買取を利用することで、マンションの売却が短期間で完了します。不動産業者が直接買い取るため、買主を探す必要がありません。1ヵ月から3ヵ月程度で売却が終わることが多く、仲介を利用する場合と比べて売却までにかかる時間を大幅に短縮できます。

ただし、買取価格は市場価格の7割程度となるため、仲介を通した売却よりも低くなるデメリットがあります。これは、買い取り業者がその後の修繕や販売にかかるコストを考慮して価格を設定するためです。

短期間での売却を優先する場合は買取が適していますが、売却価格の希望がある場合は、売却期間と価格のどちらを優先したいか、認識をすり合わせておくようにしましょう。

大変な点を理解してマンション売却の負担を減らそう

マンション売却が大変と言われる理由と、その解決策について解説しました。マンション売却は、専門的な知識が求められ、とくにはじめての方にとっては多くの負担が伴います。内覧の準備や複数の関係者との連携など、売主が負うべき役割は少なくありません。

マンション売却の手間を減らし、短期間での売却を目指すなら、買い取りサービスの利用が有効です。東京ガスグループでも、マンション買い取りの無料査定サービスを提供しています。仲介と異なり、買取の場合は査定額が直接売却額になる点が魅力です。

以下のページにて、マンションの無料買取査定申込ができますので、気になる方はチェックしてみてください。

松元 健太郎

執筆者

松元 健太郎
宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/ライター

宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・ファイナンシャルプランナー2級を保有。
不動産会社に勤務し、退職後、不動産ライターとして独立。
法人で不動産賃貸経営も行い、不動産の現場で得た経験・知識を活かし、ライターとして活動中。

ホームページ:https://xn--lsv228akxb.com/

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