太陽光発電の導入で電気代は安くなる?試算と節約効果を高める方法

2025.01.14

電気代の高騰が続く中、太陽光発電システムの導入を検討している人も少なくないでしょう。では、太陽光発電システムには、実際にはどれだけの節約効果があるのでしょうか。

ここでは、太陽光発電システムで電気代を抑える方法や、節電効果のシュミレーション、太陽光発電でより電気代を削減するためのポイントなどについて解説します。

太陽光発電システムの導入で電気代は安くなる?

太陽光発電システムを導入することで、電気代はどのくらい安くなるのでしょうか。
ここでは、太陽光発電で電気代を抑える方法と、節電効果のシミュレーションを紹介します。

発電した電気を使えば安くなる

太陽光発電システムは、太陽の光エネルギーを電力に変換します。その電力を家庭内で使うことで、電力会社からの電力購入量が減るため電気代が節約できます。また、発電して使い切れない電気は売却でき、その収入を電気代に充てることも可能です。

ただし、太陽光発電システムは家庭で使うすべての電気をまかなうことはできません。太陽エネルギーを得られないと発電ができないほか、太陽光発電システムだけでは発電した電気は貯めることができないので、夜間や悪天候時は電力会社から電力を購入する必要があります。太陽光発電システムは、あくまで電気代の削減に役立つものであることを理解しておきましょう。

太陽光発電利用時のシミュレーション

では、太陽光発電システムを導入した場合、実際にどれくらいの電気代が節約できるのでしょうか。シミュレーションを通して確認してみましょう。

まず、太陽光パネルの設置容量1kWhあたりの年間発電量は約1,000kWhとされています(※1)。一般的な家庭用の太陽光発電システムの発電容量として多いのは3~5kWhであるため、ここでは5kWhの太陽光パネルを設置したと仮定しましょう。その場合の年間発電量は5,000kWhとなります。

次に、発電した電気の自家消費率は30%程度(※2)のため、5,000kWhの太陽光パネルでは1,500kWhが自家消費分です。算出電力料金の目安単価は31円/kWh(※3)であるため、節約できる年間の電気代は以下のように計算できます。

1,500kWh × 31円/kWh(家電公取協算出の電気料金の目安単価)= 46,500円

ただし、お住まいの地域の気候や屋根の形状、太陽光パネルの設置容量、電気使用量、契約中の電気プランなどによって、電気代の節約効果は異なります。あくまでも目安として参考にしてください。

太陽光発電システムで電気代をより削減するためのポイント


ここまで解説してきた通り、太陽光発電システムを導入すれば電気代の節約効果が期待できます。

しかし、電気代が全くかからなくなるというわけではありません。たとえば、夜間や悪天候のときは、太陽光発電システムで電気を作れないため、電力会社から電気を購入することになります。

とはいえ、工夫次第で電気代を少なくすることは可能です。以下では、太陽光発電システムで電気代をより削減するためのポイントを紹介します。

設置容量を大きくする

太陽光パネルの枚数を増やしたり、パワーコンディショナーの容量を大きくしたりすれば、電気代を0円に近づけることが可能です。これは、太陽光発電システムの容量が大きいほど、より多くの電気を自家発電できるようになるからです。

ただし、容量を大きくすると、機器本体の価格や設置費用といった初期費用の負担が増えてしまう点には注意しましょう。また、家庭用の太陽光発電システムでも10kWhを超えると、固定資産税がかかります。

適切な容量は、ライフスタイルや住宅の構造、立地条件によって異なるため、設置業者と相談した上で決めることが大切です。

家庭用蓄電池を設置する

太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせれば、余った電気を貯めておくことが可能です。貯めておいた電気を、発電ができない夜間や悪天候時に使用することで、電力購入量をより減らすことができ、電気代を0円に近づけることができます。

また、蓄電池に貯めておいた電気は、災害などによって停電した際にも利用できるため、防災対策としても効果的です。


太陽光発電による電気代の節約効果について相談しよう

太陽光発電システムを導入すれば、自家発電・自家消費により電力会社からの電力購入量が減るため、電気代の節約が期待できます。仮に年間発電量5,000kWhの太陽光パネルを設置したとすると、年間で節約できる電気代は約46,500円となります。

太陽光発電システムの設置容量を大きくしたり、家庭用蓄電池と組み合わせたりすれば、節約効果をより高めることができるでしょう。

ただし、太陽光発電システムによって得られる電気代の節約効果は、お住まいの地域の気候や電気使用量、契約中の電気プランなどによって異なります。そのため、太陽光発電システムの導入を検討している方は、どのくらいの節電効果が見込めるかを設置業者に相談してみることが大切です。

東京ガスや提携企業では、お客さま一人ひとりのライフスタイルやお住まいに応じて、太陽光発電システム導入による節約効果をわかりやすく説明します。ぜひお気軽にご相談ください。

執筆
東京ガス株式会社 みらいほぷらっと事務局

TOKYO GAS

東京ガスは、ガス・電気にとどまらず、ひとりひとりの暮らしによりそった多様なサービスを長年提供してきました。「みらいほぷらっと」はセカンドライフ応援メディアとして、これからもライフステージの切り替わりにおいて有益な情報を発信していきます。

(※1)出典元:https://www.jpea.gr.jp/faq/563/
(※2)出典元:https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/093_b01_00.pdf
(※3)出典元:https://www.eftc.or.jp/qa/

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