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停電で使えなくて困るものチェックリスト/ミドル・シニアが日常に欠かせない電化製品から考える

2024.06.11

停電は突然訪れ、私たちの日常生活に多大な影響を与えます。特に、家族と同居し、家族の日常にとってそれが欠かせない物の場合、家族に重大な困難が生じることもありえるでしょう。しかし、事前に停電時に困るものをリストアップし、対策を講じることで、いざという時に慌てずに対応することができます。ここでは、ミドル・シニア世代が使う可能性が高く、電力を使う製品を紹介し、家族の「だれ」が「どれくらい」困るのかを想定し、その対策が必要かを考えていきましょう。

1. 照明

困る理由: 夜間の移動が困難になり、転倒や怪我のリスクが高まります。
対策: 予備の電源を確保しておくことが一番ですが、懐中電灯、LEDランタン、電池式ランプを常備し、手の届きやすい場所に配置しておくのも有効です。

2. 冷蔵庫・冷凍庫

困る理由: 食品が傷みやすくなり、保存が必要な薬が使えなくなる可能性があります。
対策: 短期的な停電と予想されるなら、冷蔵庫のドアを開け閉めせず、冷気を保持できる時間を延ばすことが重要です。また、常温保管し、そのまま食べられる食材を備蓄しておくことも有効で、体調と照らして必要となる栄養素が確保できるかを踏まえて取り揃えましょう。

3. 調理家電

困る理由: 食べ物を温めるための電子レンジ、IHクッキングヒーターなどが使えず、食事の準備が困難になります。
対策: 独立したカセットコンロとガスボンベを用意することで、加熱調理を続けることができます。ただし、換気扇などが使えなくなっている場合には、窓を開けるなど、よく換気することに気を付けましょう。また、加熱せずともそのまま食べられるインスタント食品や缶詰を日ごろから備蓄しておくと良いでしょう。

4. 通信/情報機器

困る理由: スマートフォンやパソコンが使えなくなり、停電の時ほどニーズの高まる情報収集や緊急連絡ができなくなります。特に、足腰などに支障がある場合は、情報収集に何度もでかけることは難しいこともあり、自宅で情報収集を出来る方法を備えておく必要があります。
対策: モバイルバッテリーの充電を十分にしておく癖をつけ、必要な時にすぐ使えるようにしましょう。また、停電時に仕えるラジオも有効です。災害時用の手回しによる充電で使えるラジオなども売られているため、より有事に使いやすい製品を選ぶようにしましょう。

5. 持病や体調の維持に関わる機器

困る理由:持病をお持ちの方の場合、酸素吸入器、血糖測定器、CPAP装置などの医療機器をお使いのこともあります。また、医療機器でなくとも、足りなくなった体力などを補うための家電・電気設備などを所持している場合もあります。
対策:医療機器の場合は、基本的には主治医か、製造会社に予備のバッテリーを使用することが可能かを確認し、指示に従って備えるほうが良いでしょう。また、緊急時の対応方法を医療機関と相談しておくことも重要です。
医療機器以外の家電・電気設備については、容量を確認のうえ、それに見合った予備の電源を備えるなども有効になります。

6. エアコン・ヒーターなどの温熱機器

困る理由: 猛暑や寒冷期に体温調節が難しくなり、健康リスクが高まります。特に、歳を重ねるほど体温調節機能が低下するため、注意が必要です。
対策: 服装での調整が困難な気象になった時に備え、ポータブルファン、電池式のヒーターなどを用意しておくことも有効です。また、特別警戒情報が出された場合は、区市町村長が指定する暑熱避難施設(クーリングシェルター)を使用することが可能になります。広域の停電で施設も停電区域に含まれる場合は使用できない可能性もありますが、予め場所を把握しておくことで、いざという時に選択肢を増やすことができます。こういった施設が使えるかどうかを確認するための通信機器と合わせ、備えておきましょう。
参考:東京都熱中症対策ポータルサイトhttps://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/heat_island/heatstroke

7. 給湯器

困る理由:電気式の給湯器、もしくはガス式でも電源を使う給湯器の場合は、お湯が使えなくなり、入浴や汚れものの洗浄が困難になります。
対策:キャンプ用のポータブルシャワーや、大容量の水のペットボトルを用意し、最低限の清潔を保つ手段を確保しておくとよいでしょう。

8. 電動シャッター・エレベーター

困る理由: 開閉ができず、外出や避難が困難になります。
対策: 手動で開閉できる方法を確認しておく。また、停電時に安全に避難できる経路を事前に計画しておくことが大切です。

9. 洗濯機・掃除機

困る理由: 洗濯や掃除ができなくなり、衛生状態が悪化する可能性があります。
対策: 手洗いできる洗濯道具や、手動の掃除用具を用意しておく。また、簡単に掃除できるウェットティッシュや掃除シートを備えておくと便利です。

10. 安全システム

困る理由: 家の電子錠やセキュリティシステムや防犯カメラが機能しなくなり、安全性が低下します。
対策: バッテリー駆動のセキュリティシステムを導入し、停電時でも最低限の安全を確保できるようにする。また、近隣と協力し、停電時の防犯対策を話し合っておくと良いでしょう。

まとめ

停電時に困るものを事前にリストアップし、適切な対策を講じておくことで、停電時の不便やリスクを最小限に抑えることができます。ここで紹介したチェックリストを活用し、必要な準備を整えておきましょう。備えあれば憂いなしで、日頃からの準備がいざという時の大きな安心につながります。

そのほか、下の記事では停電の際でも電気を使い続けられる太陽光・蓄電池について解説をしています。身近に備えられる電源として、ぜひ有用性を確認をしてみてください。

執筆
東京ガス株式会社 みらいほぷらっと事務局

TOKYO GAS

東京ガスは、ガス・電気にとどまらず、ひとりひとりの暮らしによりそった多様なサービスを長年提供してきました。「みらいほぷらっと」はセカンドライフ応援メディアとして、これからもライフステージの切り替わりにおいて有益な情報を発信していきます。

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